うう、とうめき声がきこえてあたしはにやりと笑みを深くした。
目を開けた彼と目が合い、彼は眉をひそめた。

・・・?む?ここはどこだ?!なんだこれは!」
状況が把握できたのかあたしに怒鳴りつけた。いつもどおり声がうるさいけれど、大好きな真田君なら許しちゃう。
彼の姿はボクサーパンツ一丁で、壁にXの字のように貼り付け状態で、全く抵抗することができないようになっている。だって真田君ってセックスしてくれなさそうじゃん!だからあたしが特別にSになって襲ってあげる!
学校帰りにちょっと眠らせてつれてきてみました!あたしはまだ制服ね。

日ごろから鍛えているだけあって、真田君の体はとてもとても綺麗だった。はやく触れたい!



Bitchと真田


「ここは私の家、今からあたしが真田君を助けて癒してあげる!」
「助けて癒す、だと?」

不信感丸出しのまなざしが、あたしには気持ちい。

「ねえ、知ってた?男の人って30歳超えると魔法使いになれるんだよ。」

そういっても返事もくれない。私の言葉を聞き取り、何をたくらんでいるか考えてるのだろうが、もうわかってるでしょう?
そんなに怒らなくても。

真田君に歩み寄り、そっとほほを撫でるといやそうに顔を背けた。
そんな顔しても無駄、あたしをそそるだけ。ねえ、あなたに触れたくて2年半も待ったんだから!
あなただけじゃない、この学校のお気に入りの子全員最高2年半待ってるんだよ!そのこたちにも触れたいけど、まずは真田君!あなたから!


「その条件って言うのが30歳まで童貞ってこと!まあ伝説だけどね、真田君このままだとずっと童貞っぽいからそのうち魔法使い真田って呼ばれちゃうかもよ。」
「よ、よけいなお世話だ!」
「顔赤くして、可愛いね、真田君って。まあ大丈夫!あたしが魔法使いになれないようにしてあげるから!」

ふふふと笑いながら彼の首筋をぺろりと舐めるとピクッと反応した。

「や、やややめんか!!」
赤かった顔がもっと赤くなってそう怒鳴る。本当この人はあたしをどれだけハマらせれば気が済むのだろう。

「あれ?やめろとか言ってるくせにこの状況で乳首立ってるじゃん。中3だもんね、仕方ないよ。下が立ってないだけ凄いもの!」
そう言い彼の右乳首を抓ると、さきほどよりほんの少しまた大きくなったように思えた。


「下も立たせてあげよっか?」
「いらん!下らん!俺を解放しろ!帰る!」

必死で手首に繋がった鎖を引きちぎろうとするが、なんせこれは元気いっぱい真田君のことを考えて、とても頑丈にしてあるんだ!
絶対気持ちいんだから今帰ったら後悔するもん、ね。

「まあ、そういわないで?お楽しみはこれからなんだから。」

そういって頬に手を添えて口付けた、最初は啄ばむだけのキス。そしてだんだん深い深いフレンチキスで、真田君の逃げる舌をあたしが追いかけた。・・・が、
ガリッという音と走った痛みで私は真田君から顔を離した。

「痛いじゃない!」
血は出ていないが下がかまれてヒリヒリする。

「お前が勝手にこういうことをするからだろう!俺はお前とこういうことをする気は無い。先ほども言ったが帰る。」
「だからね、真田君。今この状況ではあたしに従うしかないんだって!」

右乳首に触れ優しく摩ると、「うっ!」と小さくきこえた。なあに?感じてるの?かわいい!こういう真田君を見れるセックス愛してる!
左側だけ放っておくのも可哀相だから舌を這わせる。
舌の先で周りをなぞる。まだ中心には触れてあげない。少し遠ざかって綺麗な鎖骨に舌を這わせ、吸い上げてキスマークをつける。
キスマークは思いのほか口に力がいる事を知ったのはいつだったか。

手でわき腹にそっと触れると、これがくすぐったくてぞわっとくるのだ。ほら、真田君鳥肌!
かわいいからご褒美として乳首をちゅっと吸い、下の先でチロチロと舐める。

、おい、やめ、ろ」
「これだけで感じてるの?ほら、こっちも大きくなってきたよ?」

そう言い、ボクサーパンツの上から少しずつ大きくなってきたペニスを撫でる。

「やめんか!これ以上は、いかんぞ!」
「ちょっとうるさいよ、真田君。」

そういって睨むとよけいに眉間にしわを寄せた。

「大体あたしがこのまま帰すと思う?やめると思う?わかってんでしょ、男なら腹くくりなさいよ。」
「くっ・・・。」

ちょっとうるさいから、ゆるく猿ぐつわをかませてみた。うめき声くらいならあげれるものの、ちゃんと話せないかわりにあたしを睨んだ。
「あたしが聞きたいのは喘ぎ声!文句じゃないんだから!」

あたしは真田君を睨むのをやめて表情を笑顔に戻す。笑顔で勧めていくほうが、絶対楽しいじゃん!

ボクサーパンツを下に下ろすと、羞恥心から手足をばたばたと動かし始めた。だけど真田君の体はしっかりとX に固定されているためほんの数センチは足は閉じるが、しっかり足は開いている。丸見えだ。

「真田君凄い!完全に勃ってないのにこんなに大きい!」

早速真田君の手以外では触れたことが無いであろう半勃ちペニスを取り、2,3回扱くといやでも来る快感のせいか、お尻が引き締まるようにピクリと動いた。
「ねえ真田君、気持ち良いの?」

悔しさで顔をゆがめてこっちを見下ろす真田君を見つめながら亀頭をベロンと舐めると、思い切り腰がビクンと動いたのがわかる。可愛すぎてあたしも濡れちゃう!
初めての快感だから、ものすごく感じてるっぽい!
そのまま咥えて歯が当たらないように唇で歯を覆ったまま顎に力を入れて、唇後を甘噛みするように頭を動かす。舌もちゃんと使って裏筋やカリの部分もしっかりなめる。

「うう!はあ、」と猿ぐつわのせいでちゃんと喘げていないが、取ったら取った出文句言われるとなんだか萎えるので放置!
ちゅぱ、とわざとらしく音を鳴らし唇とペニスの先が糸を引くのを見せ付ける。

「ねえ真田君、さきっぽからガマン汁いっぱい出てきてるよ?」

勃ちきって想像以上に大きく太いペニスの先に人差し指をあてたり離したりすると透明の液がこれまた糸を引くので、真田君は目をそらせた。

「本当真田君って可愛いや!本当はねフェラでイかせてあげたかったんだけど・・・あたしがもうガマンできないんだ!」

そう言い真田君に抱きついて、一度頬にキスをした。
問題は入れるときだ。あたしと真田君の身長差でこのままだと入りそうに無く、部屋の中を見渡すと丁度良い台があった。
それに片足を乗せるとやっぱり!丁度良い高さになって、左足で上り、腕は真田君の首にしがみついた。顔との距離がとても近くて惚れ惚れとする。

右足は、真田君を挟んで右の壁について、これでおっけー!

「じゃあ、いれるね。」

動けない真田君の代わりにあたしが真田君のペニスを取り、自分の濡れた股に当てがい、後ろから前に何度もこする。
それだけでお腹の中がキュンキュンして水が溢れちゃう!


いよいよ我慢ができなくなって、穴にペニスを導き腰を下げる。
「んっ、大きいよお、真田君!」

全て入った時点でもうあたしの中はいっぱいいっぱい!動いても無いのに中がキュウと締め付けちゃう。
「やっぱセックスは生がキモチイよね。」
というと、吃驚したような目でこっちを見た。
「大丈夫、ピル飲んでるから妊娠なんてしないよ、安心してー。」

こっからは息苦しくなるので猿ぐつわを外してあげた。何か文句が飛んでくるかと思ったが、そんなことはなかった。
真田君もあたしも気持ちが良いように腰を動かす。

「あぅ、ひゃあ、ふぅあっ、超、きもちい、ぁあ!」
「う、はあ、くっ・・・」

あたしは真田の耳元で小さく喘ぐと、真田君の口があたしの耳に近いせいか、吐息が耳に当たって余計感じて、ビクンと体が震えた。
よく感じてみると真田君も小さくだが腰を振っているのがわかった。

なんだ、真田君も結局はノリ気なんだ!

そうとわかれば居てもたってもいられなくなって、真田君の右手を解放して、自分が着ていた制服の前のボタンを外した。ブラをつけたなかったのでそれでもう半裸。
行き場なくした右手はだらんと下に下がったが、耳元で「あたしのちくび、触って?」とお願いすると、戸惑いながらそっと敏感なところに触れたのがわかった。
最初はそーッとだったが、あたしが腰をだんだん激しく振っていくと真田君も次第に胸を揉む力が強くなっていき、あたしも負けじと真田君の乳首をいじった。



「ごめ、真田く、ん、あたし、もうイク!お願い、腰も、っと、振って?」
と、耳元で囁くとそれに応えてくれて腰が激しくぶつかり合い、いいところを何回も突くと、じんわりした最高の快感が結合部から全身に数回波打った。
はあ、はあ、と息を整えているとお腹の中にまだ真田君のペニスがあった。

「真田君もイキたい?」
と聞くと、まだちょっと怒ってるのか無言だった。

「何も言わないならこのまま終わるよ?」と言って中から引っこ抜いたが。

「真田君の立ちっぱなしじゃん!本当は出したいんでしょ?イキたいんでしょ?」
そういって裏筋を舐めた。

「お願いしたらもう一回入れてあげるよ?」

そういうと真田君はやはり無言であたしを見つめた。

「ほら、お願いしてごらん?」

そういいもういちど割れ目にペニスをこすると「、頼む・・・」と小さく聞こえた。
かーわーいーいー!あの真田君がこうやって頼んでくるなんて、最高に可愛い!

そっこーで腰を沈めてまた激しく振ると、真田君も最初から腰を振っていた。
奥まで突かれてまたイキそうになるが、2回目いくのって結構時間がかかってしんどいんだよなー。

「真田君、ちゅーして?」
と舌を出して待っているとなんと真田君があたしの舌に絡み付いてきた!とろけそう!
お互い舌の絡ませあいをして、腰を激しく打ち付け合ってると、「うっ、ああ、あ!」と甘い声がしたのと同時に、下半身がビクビクビクと震えて、あたしの中に液体が勢いよく出てきたのがわかった。






□□□


「じゃあ、このことはあたしたち二人だけの秘密ね?」

あのあと、真田君の手足を解放すると、疲れたのか座り込んでしまった。
ティッシュを渡しながら、シャワー浴びる?と私が聞くと「いや、遠慮する。」といった。

セックスが終わって正気に戻ったのだろうか、なんてことをしたんだと言いたげな表情に欲情しそうになった。

とりあえず早く家に帰りたいみたいだ。
制服一式を渡して一言も話さずに帰る準備だけをしており、その姿だけでもかっこよくてにやけちゃった!

そして、玄関先まで送っていき二人だけの秘密ね?と忠告をしておく。

「ああ。」

そう言いざるを得ないんだけどね。


あの真田君があたしとセックスしただなんて噂が出回ったら、とんでもないことが起こりそう!
だって学校では一人称が私の清楚でまじめで、周囲からも好印象しかないこのあたしが相手だとなると、悪者扱いされるのは真田君なんだから!
あたしが演技で泣いたら一発で回りは信じるんだもの。


まあそんなことしないけどね。



「また明日ねー!」と、彼の背中が見えなくなるまで手を振った。