やっと昼飯の時間。 あたしが直美と屋上で弁当食べてるといきなり屋上の扉が開いた。 いつも屋上で昼食を取るのはあたしと直美だけなのに。 気にせずにいたら足音が近づいてくる。 先生か誰かかなぁ、と思ってたら 「ちゃん、弁当わけてー!」 いきなり泣きついてきた緒方。 「な、なんで?」 「べ・・弁当忘れた」 少し気まずそうに頭をかく。 あちゃー・・・。 「別に良いけど・・」 あたしがいうと嬉しそうにあたしの隣にしゃがんだ。 あたしは適当に弁当の中に入っていた手製の卵焼きを箸でつかみ横で口を開けて待ってる緒方の口の中に入れた。 「やっぱり、美味い!ありがとさん!」 置いてあったペットボトルのお茶を飲み身軽に去って行った。 あれだけで足りるのかな?それとも、購買に行くとか? 「いいねぇ、仲良しで!羨ましいなぁ。」 「そう?ウザいよ、あれ。」 「でも、凄い幸せそうだしさ.」 にやっと笑う直美に反論できないのは図星だと思ったから。 なので笑うしかできなくて少し照れくさかった。 「ちゃーん、帰ろう!」 「んー。用意するー」 放課後になり、用意が出来てかばんを持つと手を繋いできた。 なんか嬉しかったのであたしも握り返すと緒方は嬉しそうだった。 「ー緒方バイバイー」 クラスの子達に言われるのであたし達も言い返す。 あたしはここに転校してきた際、別に仲良くしよう、とか思ってなかったのだけど。 何故か知らず知らずのうちに人が周りに寄ってくるのだ。 好意だ、と思って別に拒みはしない。。 と英喜が出ていったあと、クラスの皆は 「あーあ、あーゆのを美男美女って言うんだろうね」 と言い、皆が頷いた。 「ねぇ。晩御飯どうする?」 「え!俺の好きなもの作ってよ!」 好き、な・・・物? ――なんだっけ?チョコレート?それは、違うね。 「んー・・肉じゃが、とか」 「あっ!それ好き!さっすが俺の好きなもの知ってんじゃん!」 「まぁね(当てずっぽだけど)」 家に着いて早速肉じゃがを作りはじめた。 ちょうど、今日は肉じゃがを作ろうと思ってたので買い物にも行かずにすんだ。 緒方があたしにピッタリくっついてて動きにくい。 「・・・動きにくい。」 「気にしない!」 さすがにコンロとか火を扱うときどいてくれてなんとかなったけど・・・。 包丁で指を切りそうになったってのも事実。 テレビを見ながら話したりしていると、出来上がりテーブルに二人で並べた。 「「いただきまーす」」 そう言って二人で食べ始めた。 緒方の反応を見ている。 いや、料理に自信が無いわけでもないけどあるわけも無い。 とりあえず不安なんで。 まずい、とか言われたらどうしよう、とか。 一応女のプライドって言うものがあってね。 「メッチャ美味い!!」 上げた顔の表情は満面の笑み。 嘘をついてるようには見えなかったので本心として受け取ることにした。 「そう?ありがと」 「うん!すげぇ美味い!毎日食いたい!」 「・・・・」 言葉に少し驚いた。毎日肉じゃが・・・? そんな、いくら好きでも・・・。 「一生食わせてよ、ちゃんの料理」 そ、そういうことね。とっても笑顔だけど何処か真剣。 あたしは、緒方の目をそらし少し笑う。 「じゃ、今のとこ緒方があたしの結婚相手の第一候補ね。」 口ではそう言ってみたものの。 でもあたしは―――普通じゃないから。ごめんね。 一軒家でも、マンションでもいい。とりあえずあたしが家にいて 夜になると緒方が「ただいま〜」って仕事から帰ってくる。 子供は二人。男の子と女の子一人ずついて、二人とも帰ってきた緒方に飛びついて。 緒方は二人を抱えながらリビングに入ってくる。 テレビを見ながらテーブルを囲んであたしが作った夕食を食べて・・・。 こんな理想の夢、何度も頭の中で描いた。 けど、あたしには絶対にかなわない。 わかってるけど悲しくって。でも緒方には悟られないようにして。 少しご飯の味が分からなかった。 お風呂も入って二人ともパジャマに着替えた。 パジャマって言っても、おそろいのスウェット。 「あたしベッドで寝るから! 緒方は下に布団引いたからそっちで寝てね」 そういうと言うとはぁーい、と返事をした。 まだ寝るには早くて、良い番組も無いので話すことにした。 布団の上に座って話してるとき、緒方が隣に引っ付いてきた。 ふと沈黙が続く。あたし個人的に沈黙は緊張して嫌いなんだけどな。 肩に手を回して、抱きしめられたのでおとなしくしておく。 緊張はする。でも、なんだか心地がいい。 「、好き、愛してる。」 上からきこえてきた緒方の声は凄い真剣だ。 いつもは、ちゃん付けの方がラブラブに聞こえるじゃん?とか言う理由であたしのこと「ちゃん」って呼ぶのに・・。 こんなときに限って呼び捨てで呼ぶから更にあたしはドキドキしてるのがわかる。 いったん腕を放し、あたしの目を捉えた後・・・顔が近づいてきたので 「ちょ、今日は何もしないって約そ、」 約束したじゃんって言いきる前にあたしにキスした。 自分から拒んだくせに、あっさりと目を瞑った。 少し長いキスの後に緒方は、あたしが少し不機嫌なのに気づいて笑いながら、ごめんってば、とあたしの頬を突いて謝った。 「ゆーるさない」 と言い、軽く笑うともう1度キスしてきた。 次は、もっと長く深く。 「・・続き良い?」 「・・・ん。」 普通、既に押し倒してあたしの上に乗ってる状態で聞くかっつうの嫌でも断れないよね.いや、嫌じゃないけど・・。 結局緒方に流され約束は守られなくて。 あたし緒方に甘すぎるのかな? 起きて一緒に手を繋いで登校。 「ちゃんって、あのときだけ優しいよね!ムードに弱いって言うの?」 「うるさい・・・。」 照れる。恥ずかしい。 やっぱり、こうなったか。約束は守ってくれないんだろうな、と覚悟はしてたけど。 学校に着いて直美と合流。 緒方は、他の友達のところに走っていった。 「・・あ、っ!おはよ・・?あっちゃー・・。」 目線をそらし少し呆れて更に気まずそうに言う直美を不思議に思うあたし。 確かに今日は化粧してないけどそんなにひどい顔? なんのことかわからない。 そのとき、登校したばっかりの同じクラスの麻紀が 「あー!、首にキスマークついてる!!」 直美は、それを言いたかった、というように苦笑した。 ―――何?首にキスマークだと? 慌てて隣で化粧しているクラスメートの鏡を借りて、首筋を見た。 鏡を取られた女子生徒は、右手にマスカラを持って少し膨れっ面で ちょっとー、!いきなりとらないでよー。って言っていた。 そんなこと気にせずに無視るあたしの首にはしっかり痕が。 首中が真っ赤になっていて。 ひとつくらいなら許してあげようかと思ったけど・・。 無意識にあたしの顔がゆがむのがわかる 「緒゙方゙あああ――!!!!」 そこらの家柄の奴等に叫ぶようにドスの聞いた声で思いきり叫ぶと よしのと矢島との事で友達と話してた緒方は背筋が凍ったように、ビクッとした。 緒方だけじゃなくって、周りの友達まで青筋が見える。 緒方の耳を引っ張っていって、屋上まで連れて行った. 「ねぇ!これ何よ!」 「何って、キスマークじゃあん!愛の証!」 ヘラヘラ〜っと笑う。 「恥ずかしくて教室戻れない!!」 「いいじゃん♪今更って感じじゃなぁい?」 「・・・」 「なんなら俺にもつける?」 どうぞ、といいつつ自分の首を指差す。 あたしの顔が赤くなるのが解る。 「バか!?」 あああ!腹が立つ!こんなことなら意識落としてでも止めてやったらよかった! 「ち、ちょ、ちゃーん?」 もちろん緒方は放っておいて屋上を出て行った。 □□□ 井野先生が入ってきて頭に黒板消しが落される。 皆は笑ってるけどあたしは何が面白いのかわからない。 「えーっと、朝のHRをはじめる前に、矢島君、矢島勇介君!あれぇ、今日はお休み? じゃあ、水野さんと、さ―ん。」 「・・なんすか」 「あたしも良くわからない、理事長命令なの」 そう言われて直美とあたしは先生に連れられて廊下に行った。 もしかして、あたしの正体がばれた、とか?! 退学とかだったらどうしよう! あ、でもそれなら直美は関係ない、か。 少しだけ不安になりながらも、あたしは井野に着いていった。 「・・いや、だれ」 行くとそこにはカッコイイおじさんが立っていた。一言で言うとダンディーだ。 タイプかも!なんて思ったりして。 「弁護士の桜木健二だ.突然だけど、バイトやらねぇか」 いきなりあたしたちに1万円を差し出した。 それはおもちゃとかでも無くて本物の諭吉。 「援交ならやりません」 「じゃ、あたしやるー」 直美がやりません、と言ったのに対してあたしは逆のことを言う。 冗談で言ったのに井野先生に怒られた。ヤルはずないじゃん、おじさんと。 「黙って立ってるだけで一万だぞ」 井野先生が何言ってんですか!と、一生懸命弁護士に怒っている。 「じゃ、一万五千円で」 弁護士は、井野なんて気にせずに言ったのにあたしも直美も乗った。 何を言ってるのか大人の話しは難しすぎて よくわからないけど、1日で・・・しかも立ってるだけでそんなにもらえるなら大歓迎。 一万五千円か、今日の帰り緒方とゲーセン行こうかな。 なんかよくわからないけど、呼ばれたので会議室の前に立たされてた。 あたしはまだここに来て半年くらいだし、あまり学校の中は分からない。 「入れ」 直美と放していると桜木が出てきて合図したので入ると、少々ながら呆れた声が上がった。 「この生徒たちが、来年に龍山高校の東大合格者の最初の1号と2号です」 といった。え、いきなり何? 東大?は? 「は大丈夫と思うけど、水野はなぁ・・」 そういうのが聞こえた。あ、あたしって結構信頼されてるんだ。 それよりも、話の内容は何? 「ちょ、誰が東大に行くの!」 「・・お前らだ.」 「どう考えても無理でしょう」 直美と弁護士が言い合ってるのを横であたしはただ聞いていた。 (東大?あたしが?) 会議室で立つアルバイトを終えて、教室に帰ろうと思ったら、弁護士に呼び止められた。 「あ、今更お金返しませんよ」 直美がそういうと、弁護士は 「お前ら、東大に行かないか」 といった。 「まだ言ってる、あたしが行くわけないだろう」 「じゃあ聞き方を変える。東大に行きたくないか」 「行きたくない」 直美は、少しだけ間を置いていった。 「東大出りゃあ人生180度変わるんだ。お前らもうすうす感じてんだろ、 このままいきゃあ人生危ういってな」 そっからは弁護士がへんなことばっかりいってた。 なんか人生貶されてるみたいで嫌だ。 あたしには、人生が危ういとかそんなのはこれっぽっちも関係ないのに。 どうすればいいんだろう? 直美と弁護士は、まだ言い合ってるようだった。 「わかったような事いわないで!!」 直美の怒鳴り声で我に帰った。 直美は怒ってあたしを置いて先に教室に戻っていった。 「ちょっ、直美!!待ってよ!って、あー、ダンディ弁護士、またねっ!」 手を振って教室に戻る。 「ダンディ弁護士って、俺のことか?」 その場で苦笑する。桜木健二。 。 本名は。実家は任侠一家・家8代目で全国的に有名だ。 家柄も有名だし、あたし自信ももちろん“高校生のヤクザ”としてかなり有名。 たとえば、ケーキ屋を夢見ようが花屋を夢見ようが関係無く家の8代目に必ず就任する。 拒否権なんか、無い。 家は、正統派任侠一家なので悪いこともしない。 良い人柄がそろっているし、いろんな人に尊敬されているし。 普通の密輸などをしてるグループの取締りが主で、警察とも仲良し。 そう言えば、ついこの間もあたしのことが雑誌に取り上げられていた。 何故か結構あたしのことが載ってる雑誌は多いのだ。 毎回顔は載っていないから(無断で載せれば命無いと思え、と脅す。) あたしの親・直也や郁(かおる)の顔は知ってても誰もの顔を知らない。 そりゃあ、あたしが家としてかかわった人たちや、警察には知られてるけどさぁ。 どこで調べたのか、きちんと蒼目のことも載っていた。 「」として生活してるときは、黒目なのに。 名前も年齢も住んでいる地域も大体載っていたためできるだけあたしは自分を偽って隠さなければならない。 ばれたら大変だし。その証拠に、苗字が違う。 家が行動起こした次の日には、ニュースなどで取り上げられるし。 好き勝手はできない、か。 良いうわさも悪いうわさも。真実もうそも流れていて、聞いてると面白い。 あたしの影響は結構大きくて、たまに同じクラスの男子とかが 「が、昨日また麻薬取締りで悪いやつ捕まえたんだって!!」 「すげぇ!まじ惚れる!」 とか言っていたのを聞いてた。 緒方も直美も矢島も先生も、あたしにかかわってきた人全員 あたしがって事も知らない。 この17年と8ヶ月。ずっと誰にも言えない秘密。 4ヶ月後の8月の上旬。18歳の誕生日には、家紋の蝶の刺青が腕に彫られることになっている。 こんな、普通じゃないあたしでも 龍山に来る前は菊宮っていう有名なとこにいたんだけどな。 一応あたしだって将来有望なんだけどな、なんて思いながらスキップしてた。 将来有望、あたしがじゃなければ使えた言葉。 「緒方ー、今日暇?」 「悪ぃ!今日バンドの練習・・・」 「そっか、じゃあ今度遊ぼうね」 あーあーあー、人生うまく行かない。 □□□ 次の日になって、朝学校に行くとき、学校に着くと緒方がいきなり走り出した。 待ってよ!っていっても聞こえないらしく先に行ってしまった。 緒方は走ってる途中でよしのと出くわして、その前に歩いてる直美と矢島を見て何か言ってた。 あたしには聞こえないがなんか緒方が話してて・・。 「え?!」って言う大きな声が聞こえた. あたしが少し早歩きして、4人の後ろを歩いてた。 話を聞いてると、どうやら矢島がバンド辞めるって言ったらしい。 あーあ、あんなにトランペット教えてやったのに、あたしの時間が無駄になったのか。 あいつに教えてなかったら今頃・・。 今ごろあの80万のトランペットで軽やかに音を出してるんだと思う。 あー、やめとこ、矢島に奴当たりは。 そんなこと考えてるうちに、4人はまた遠くなっていった。 緒方においていかれて独りぼっちになったあたしは虚しくて。 丁度隣を歩いてた一郎がニコニコしてこっちをみていて。 視界の端っこのほうに入ってただけなんだけど ずっと見られてることに気になって思わずチラ見した。 「あ、」 やっぱり目が合った。あたしと目が合った後、一郎はあたしの後ろ方向を見て何かを見つけたような声を出した。 「あ、みて、なんか変な穴が出来てる」 一郎が指を指している方向を振り返ると、なんだか大きな穴が掘ってあった。 「ね、いっしょに見に行かない?」 前方に見える緒方が少し気になったけど あたしを1人にした罰だ、緒方.浮気してやる 「良いよ、」 「エヘヘ、やった―」 「・・・。」 自分の言った言葉の重さを、一瞬で何か実感した気がする。 面倒くさ・・・。 ま、言ったものはしょうがない。 誰かによって掘られた穴を見てると一郎が 「この穴に入ると何かになれんのかなぁ」 と笑いながら言う。 周りに居た人はポカーンとしてる。 あたしは一郎がそんな事言った瞬間についかばんで頭を叩いてしまったが、それでも笑ってる。 この子、すごい。 「きょ・・教室行こうよ」 一郎と話ながら一緒に教室に入ると緒方が血相を変えて走ってきたのは言うまでも無い。 いや、悪いのは君だから! 緒方は矢島と話してる。直美はボーっとして無意識に矢島を見てるし。 よしのはそんな直美を睨んでるし。 麻紀は携帯とにらめっこ。 あたしは自分の席でクラスの友達が黒板に落書きをして遊んでる様子を眺めてたら またまた一郎がやってきた。 「ねぇーちゃん、ココ教えてくんない?」 一郎は、いつ見ても素敵な笑顔だ。 ―――うん、 「・・どれ」 やることが無いので、教えてあげることにした。 一郎は分からないところを指差す。 「あぁ、これは、こうなって、ここがこうなって・・。」 「ありがとー。ちゃん、わかりやすいねぇ」 一郎は穏やかな性格で、多分キレる事無いね.って思う。 ずっと笑ってるもん。一郎、あんたのキャラ、結構好きだわ。 「どういたしまして。」 そんなとき、放送が入って体育館に収集がかかった。 なんだか、嫌な予感。 体育館に行くと、昨日の弁護時が壇上に上がっていた。 、え?なんだか、特進クラスを設置するらしい。 得心クラスって、昨日言ってた東大?なんかいろいろ語ってる。 「頭の良い奴が都合の良いように社会のルールを作っているんだ! そいつ等が上手くやって頭の悪い奴から金を取るんだ。」 とか、正直わかんないけど。 そんなとき、あたしより前に立ってる矢島が、バスケットボールを思い切り弁護士に向かって投げた. 「バ、バカ!」 小さく言うも、聞こえないみたいだ。 しかも、弁護士は全然気にしてない感じ。 「さっきから東大東大うっせぇんだよ!」 弁護士は下に降りてきた。 「お前東大が嫌いかあ。」 「あぁ、そんな偉そうな所みんなキライだよ」 「俺もだ、」 「はぁ?!」 弁護士が言う矛盾に首を傾げる。 「東大みたいなブランド有りがたがってる連中見ると反吐が出る 東大行ったってだけで人生成功したと思ってる奴ら 目の前の相手が東大出たと知って卑屈になる奴ら、みんな下司だ。」 難しい話しは解らないけど、なんかわかる気がする。 家だって、ヤクザ界で言えば東大だもん。 だからあたしがだって言った瞬間態度変わったりする。 そして、弁護士はもってたバスケットボールを片手でなげて、見事シュートを決めた。 「すっげ・・。」 「いいかー、もう1度言う。お前等騙されずに生きたければ勉強しろー。」 あたしが感心してるうちに、弁護士は話を進めていく。 ―――バカとブスこそ、東大に行け! そういった弁護士に、あたしは唖然とした。 バカとブスは、って。全員行かないといけないじゃん! ブスはよくわからにけど、ここはバカしか居ないわけだし。 あたしみたいな例外も居るけど。 ま、おもしろそう。 LOVE |