朽木家に嫁ぎ、1ヶ月年が経った。 私の家は中級貴族で朽木白哉さまと政略結婚させられたのだ。 結婚が決まったときだって別に驚かなかった。 私は政略結婚で相手が決まるということくらい知っていたので今更なんとも思わない。 ただ、相手があの朽木家だと思わなかった。 朽木家といえば4代貴族に入るとても有名な貴族だ。 そんなとこに嫁ぐことにとてもプレッシャーを感じたのは事実だ。 上手くやっていけるかどうか、へまをしてはいけない、朽木家にふさわしくならないといけない。 それだけが不安で胃が痛かった記憶も新しい。 でもいざ嫁いでみると掟は結構厳しいものの、住めば都、というようにそれなりに楽しいのだ。 女性死神協会のかたがたが遊びに来てくださったり、義理の妹のルキアちゃんとお話したり。 朽木白哉。 どんな人だろうと思ってみれば、とても冷静。 あまり一緒にいる時間が少ないため相手のことは良くわからないまま。 休みの日くらいしかともにすごすことは無いが、この方はとても優しい方だとすぐにわかッた。 それなりに毎日が幸せだった。 今日が来るまでは。 □□□ 頬に感じた痛みで目がさめた。 目の前には、なぜか白哉様。さらに言えばなぜか…組み敷かれている。 頬がジンジンする。 もしかして、叩かれたのだろうか。 なぜ? 夫婦だから、別に組み敷かれることがおかしいわけじゃない。 でも、平手打ちは無いんじゃないんだろうか? それにどこかがおかしい。さっきまでのことが思い出せない。 急に私の腕を強く押さえつけている白哉様に恐怖を感じた。 何があった?今日何があった?私は何故、今ここにいる? さっきまでお昼だったのに 思い出せ、何があったのか思い出して! 思考回路を働かせる。 きっと私の顔は青く染まっているだろう。 そんな様子を冷たいまなざしで見つめる白哉様。 そうだ、思い出した! 今日は白哉様はお休みだった。だから縁側に呼ばれ、いっしょにお茶をしていた。 そのまま急に睡魔に襲われ、眠ってしまったのだ。 そして、頬を想いきり叩かれ痛さで目がさめると目の前に白哉様が普段見せないような、にやりとした笑みを浮かべ私を組み敷いていた。 その笑顔は月明かりに照らされ、少し不気味で、ほんの少し恐怖を抱いた。 「目が覚めたか。私の前で眠るなど、無礼だ。お仕置きをしてやろう。」 叩かれた頬の痛みを緩和させたくっても両手両足を、押さえ込まれているので、無理だ。 目を合わせた瞬間、白哉様は私の唇に噛みつくように口付けした。 (怖い。) ただ恐怖心でいっぱいだった。怖くって、何も抵抗できない。 いつもはもっと優しいのに、まるで何かに取り付かれているみたいだ。 口付けがひどくなって、本当に噛みつかれてしまい、そこから血が出た。 それも、白哉様が舐め取る。 痛い、などと思うのも束の間。 次は私の腰紐を解いて両腕をひとつに縛った。 「つっ、」 その縛り方もひどく乱暴で、手首に着つく食いこみ、痛くって思わず声が出た。 やばい、泣きそうだ。 今まではこんなこと全く無かった。相手は朽木家の当主だ。しかも男。歯向かうことすら出来ないのだ。 あっという間に前を肌蹴させられた。 そう考える前に、いきなり胸の先端を噛まれ、また痛さに声を上げた。 「お前はこう言うのが好きなのか…?」 違うよ白哉様、痛かったら誰だって悲鳴くらい上げるよ。 どうしよう、本気で泣きそうだ。いたい、 「いいだろう…お前を今日壊してやろう。私以外を受けつけない体にしてやる。」 そう言って私の胸にまた噛みついた。それも先ほどよりも強く。 「痛っっ!」 一瞬、ちぎれたかと思うくらい痛みが走った。視線を下向けていると、先端から真っ赤な血液が。 またそれを愉しそうに舐め取る。 いつもならささやかに愛を感じられた。辛くは無いか、と声をかけてくれ受け入れることが出来たのに・・・。 今日のは一切愛を感じることが出来ない。 苦痛で苦痛で仕方が無い。 もう片方の胸も、鷲掴みにして、潰すように揉む。 あまりの痛さに声も出ない。 「なんだ?鳴かないのか?それとも…泣くか?」 と、先ほど血が流れたばかりの先端を、指で潰すように思いきりつまむ。 「ひゃあ!」 どうしても私を泣かせたいようだ。 痛い、痛いよ、誰か助けて!きっと、誰も助けてくれない。 気付いてくれない、そう思うと悲しくなってきた。 余計なことを考えてしまったせいか、彼に対する警戒心を一瞬といてしまい、ソレを見計らった彼は私の脚の間に入ってきた。 それだけで、もう私の頭の中には嫌な予感しかなかった。 だから、必死に抵抗して脚を閉じようとしたけど、白哉様がいるのでもう不可能で・・何にもならない。 逆に、抵抗してる私を見て「なんだ?この邪魔な脚は…切り落としてやろうか?」と冷たい目で見下ろしそうつぶやいた。 その一言に、体中凍りついた。このままだと、切り落とされかねない。 一瞬にして私はカクンと脚の力を抜いた。 「良い子だ。ご褒美をやろう」 「きゃあっ!!」 白哉様が微笑んだ後、寒気がした。 嫌な予感が最高潮になったとき、鳥肌が立つ。 ソレとほぼ同時に下半身に激痛が走った。 まだ、これっぽっちも濡れてないない乾ききった私のソコに、指を3本突っ込んだ。 白哉様は慣れることや濡れるのも待ってくれず、動かし始めた。 「どうだ?気持ち良いだろう」 「ひっ!痛っ・・!くっ・・!」 そう言われるが、全然頭に入ってこない。痛みに耐えるのみ。 しかも、全然気持ち良くも無い。遊女はいつもどんな気持ちなんだろうか。 「気持ち良いと言え」 そう言われたが、今だ痛みは増すばかり。裂けそうだ。 体罰を食らってるみたいで息が詰る。 「言わぬか・・・そうか。強情な女だ。」 白哉様の動きが止まった。 (終ってくれるのか…?) 不思議に思って少し彼の様子を伺うと 「きゃあ!」 鈍い音が耳元でしたその刹那、頬に鋭い痛みが走った。 思いきり頬を殴られたようで、口の中は鉄の味がする。 「もう一度命令だ。気持ち良いと言え。命令に歯向かうと…次はただじゃあおかないぞ。」 その目は本気そのもの次歯向かえば、命が危ない。 「き、気持ち良いです、白哉様…」 声が震えた。目の前にいるのはいつもの白哉さまなのに、何故? なんで、こんなひどいことをするの? 全然気持ちが篭っていないただの“ことば”だけだったが、それで彼は満足したらしく、続きをはじめた。それが私にとっては物凄く苦痛だったが殺されるよりもずいぶんマシだ。 「おや、少しずつ感じはめてるようだな」 感情とは裏腹に、体だけは素直だ。突っ込まれると濡れる。誰だってそうなのにそれが、今は憎い。 こ気持ち良くも何とも無いのに、勝手に体が反応する。最悪。 これが、愛を確かめ合う行為とかいうならば… 今の状況は何なの? ただの…ただの、屈辱。 「ようやく大人しくなったか…存分に可愛がってやろう。」 痛さにも慣れてしまった頃、またもや激痛が走った。 指が入ったときの痛みは最早激痛とは言わない。 これが正真正銘の激痛だ。 「きゃああああ!!うあ、ああ!」 「どうした。壊してやっているのだ。気持ち良いに決まっているな?」 そこまで濡れていない私のソコに、白哉様のモノが入った。 指なんかよりもずいぶん太く長く。 壊れそうだ。もう、裂けて本当に壊れそうだ。 「ひっ!くぅぅぁぁ、あああ!」 生き地獄とは、このことだろうか? 「鳴け、もっと鳴け。この鳴き声は、私だけのものだ。もっと壊れるが良い。」 私の叫びを聞いて、彼は余計に笑った。 暴れてみても、腰紐は手首に食い込み、下半身がより深く刺さってしまい、痛いだけだ。 今すぐにでも意識が飛んでくれればどれだけマシだろうか。 目をちゃんと開けられそうになく、意識が飛びそうになるとバチンと、私の頬を叩く。何度も。 「起きていろ。死にたくは無かろう。」 頬がはれている。口の中が血の味する。 解放はされそうに無い。白哉様が終わられるまでずっと続くのだ。 私は必死で目を開けている。 「良い子だ。」 そう言って胸を鷲づかみにした。 先ほどまで痛くて仕方なかったのに、下の痛みのほうが酷いためか全然対したこと無い痛みに思える。重傷だ。 「ふっ、う、あ」 おかしいね、先ほどまで痛みしかなかったけれどその痛みが段々と快感になってきた。 それは私が狂ってきた証拠なのだろうか。 痛すぎて変になったのか、それとも壊れたのか。 何もかも諦めてしまい気持ちが良くなる。 「あ、ん、は」 眼を開けたまま奥を突くと同時に喘ぐだけのを見て白哉は顔を歪めた。 「まだ壊れてないか?今すぐ楽にしてやろう。」 そう言って白哉様は私の首を絞めた。最初は軽くだったが、徐々に強く。 思わず仰け反ってしまう。 咳き込むが、息を吸えない。苦しい。 あぁ、私が壊れて行く。 「お前の中は、良いぞ。良く締まっている。」 「ふっ・・」 酸素が、体に、入らない、よ。 助け、て 「どうだ、。気持ちは良いか?」 頭が回らない。息も出来ない。思考回路停止。 このままもしかして死ぬ?なんて考えていたが、首がきつく絞まっているせいか何も感じなくなった。 首をしめられているのも、下半身の痛みも、全身の痛みも、全て快感でしかない。 むしろその逆。 気持が良い、もっと、もっと、ちょうだい、 薄れて行く意識の中で自然と顔が笑顔になる。 それも、穏やかでもなんでもなく、感情が全く入ってない快楽だけにおぼれている笑顔。 「ふふふ…」 苦しいはずなのに、出てくる声は笑い声。 それを見た白哉は満足げに「どうだ、。壊れた感想は。」と聞く。 どうやら私は壊れてしまったようだ。 薄れた意識の中で、私はただただ快感のみを感じていた。 何故だ、何故なんだろう。物凄く気持ちが良い。何か麻薬でも吸ったように。 首が絞まって息が出来ないのも 次第に、水音が聞こえてき、すべりもよくなったせいか全てが気持ち良い。 「き・・・気持ち良いです、最高です…白哉様…もっとください…」 無意識にそう呟いていた。 「ふっ…お前は私のものだ。これからも壊してやろう。」 白哉が呟いた。すると、腰の動きが早くなっていき、良いところを刺激され始めた。 そうなったらもうイクしかできることはない。 子宮あたりがジワッと熱くなるのを感じた。ジンジンとした波のように気持ちよさが来る。 「うぁ、ああ!イく、ああ!」 甘い快楽が一気に押し寄せてきた。全身が痺れるようなこの感覚だけは何度経験しても飽きない。 さっきまで憎かったこの相手が、この快感をくれてると思うと急に愛しく思える。 そしての中に精が吐き出された。 同時に、の意識が途切れた。 愛してます、白哉様 |